■アート散歩 in サンパウロ

リベルダーヂはかつて日本人街とよばれ、今では台湾、韓国、大陸中国からの移民たちも活動の拠点とする東洋人街です。
ブラジル人にとってダイレクトな東洋の前にどうもこの街の存在があるように感じられます。オリエンタルがすでにブラジルの一部として血肉化されていて、それがたとえばプロダクトデザインに現れたときに、借り物のオリエンタルではない、どこでもない東洋をブラジル人の内部から表現しているように見えることがあります。
そこにブラジルのカニバリズム(※1)の伝統を見いだすのは飛躍があるかもしれませんが、今後もリベルダーヂにはブレードランナーを地でいく不思議なエネルギーを発信し続けてほしいと感じます。
※1カーニバリズム
マニフェスト・アントロポファゴ(食人宣言)
Oswald de Andradeの唱えたブラジルが植民地時代以降の西洋近代の文化侵略に対抗する方策。人を食うことによって、その能力を自分に取り込むという発想から。
マニフェスト・アントロポファゴ原文