■アート散歩 in サンパウロ

リベルダーヂはかつて日本人街とよばれ、今では台湾、韓国、大陸中国からの移民たちも活動の拠点とする東洋人街です。
ブラジル人にとってダイレクトな東洋の前にどうもこの街の存在があるように感じられます。オリエンタルがすでにブラジルの一部として血肉化されていて、それがたとえばプロダクトデザインに現れたときに、借り物のオリエンタルではない、どこでもない東洋をブラジル人の内部から表現しているように見えることがあります。
そこにブラジルのカニバリズム(※1)の伝統を見いだすのは飛躍があるかもしれませんが、今後もリベルダーヂにはブレードランナーを地でいく不思議なエネルギーを発信し続けてほしいと感じます。
※1カーニバリズム
マニフェスト・アントロポファゴ(食人宣言)
Oswald de Andradeの唱えたブラジルが植民地時代以降の西洋近代の文化侵略に対抗する方策。人を食うことによって、その能力を自分に取り込むという発想から。
マニフェスト・アントロポファゴ原文
JBACメンバーも参加している大海をはさむ隣国-日本ブラジル100年の近接(Entre Oceanos – 100 anos de Aproximação ente Brasil e Japãoのもようがラ米記念館(Memorial da America Latina)のウェブサイトに紹介されました。
一部引用させてもらいました。
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Bate-pato entre artistas abre exposição da Galeria Marta Traba
São Paulo, 5 de novembro de 2008.
Para fechar as comemorações dos cem anos de imigração japonesa no Brasil, o Memorial da América Latina inaugurou, no dia 4 de dezembro de 2008, a exposição “Entre Oceanos – 100 anos de aproximação entre Japão e Brasil”. A mostra, que fica em cartaz na Galeria Marta Traba até dia 25 de janeiro, reúne os trabalhos de 28 artistas – entre brasileiros, japoneses e nisseis – todos frutos do intercâmbio cultural entre os dois países.
Na abertura, um bate-papo entre os artistas e organizadores, antes da vernissage, animou o evento e possibilitou uma boa troca de experiências. Os artistas puderam relatar suas impressões e aprendizados adquiridos na vivência além mar, bem como conceitualizar seus trabalhos.
O japonês Nobuo Mitsunashi – artista de renome, presidente da Japan Brasil Art Center e um dos organizadores do projeto – aproveitou a ocasião para agradecer aos artistas brasileiros que se propuseram a passar uma temporada no Japão e participar da exposição em Kawasaki. Nobuo preparou para o Memorial uma instalação feita de barro e cerâmica: “gosto de usar material orgânico, que depois pode ser devolvido ao meio-ambiente. A terra tem uma relação muito forte com a lavoura, é elemento de transformação”, conta. O artista que chegou em São Paulo na sexta-feira, terminou seu painel algumas horas antes da inauguração. Trata-se de um trabalho vivo, em constante transformação: Nobuo misturou ao barro sementes que irão germinar durante o período de exposição.
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開館時間:12月5日から1月25日まで。
場所:ガレリア・マルタ・トラバ/メモリアル・ダ・アメリカラチーナ/サンパウロ
アクセス:地下鉄東西線Barra Funda下車徒歩1分
HP:http://www.memorial.sp.gov.br/
■アート散歩 in サンパウロ
アーチスト、ワカバヤシ・カズオさんのお宅のシュハスコに呼ばれてきました。
地元邦字紙記者の友人らと誘い合って、お邪魔したのがお昼過ぎ。竹林のあるお庭の片隅でかたまりの肉をコロコロと焼いています。

ワカバヤシさんは神戸生まれ。日本で新聞記者を経験した後、ブラジルに移住された方です。開放的な居間には本人や友人らのアート作品が飾られています。脚の低いソファーとテーブルには動くのを忘れさせる引力がありました。
いつしかワカバヤシさんの移住の経緯からブラジルでの冒険譚にいたるまでさまざまなお話を伺いました。

リベルダーヂで買ったおみやげの和菓子
カズオ・ワカバヤシ/若林和男
1931 神戸市生まれ
1961 ブラジルに渡航
1967 ブラジル国籍に帰化
■アート散歩 in サンパウロ
日本人がサンパウロで芸術活動をするうえで、日本人一世、日系人の手助けになることは本当に多いわけで、いつも頭が下がるおもいです。

(一番左Kimi Nii、右から三番目James Kudo)
今回はガレリア・デコのはからいで、日系作家と今回ブラジル入りした日本人作家との会食の場を設けて頂きました。

(左から大竹富江さん、ガレリアデコのヒデコさん、JBAC代表三梨)
大竹富江さんもおこしくださいました。
御年95歳の現役アーチストにして、ブラジルアート界のトップランナー。
オスカーニーマイヤーの建築とのコラボレーションでその名前を知っている人も多いかもしれません。
小野洋子がヨーコ・オノなら大竹富江さんはトミエ・オータケの方が活字でも知られているでしょうか。
寿司、刺身、カルパッチョ、煮付けに白いご飯。日本食を囲んでアート談義を交わしました。
折しもデコでは「100年後の始まり」展を開催中で、アート作品に囲まれての和食の会は、不思議な雰囲気に包まれておりました。
http://www.galeriadeco.com.br/

終了間際になりましたが、いってきました。
まず、イビラプエラ公園内にあるビエナウ堂(※1)自体が見物です。
オスカーニーマイヤーの建築で外観の直線的な骨格と内部の階段の優雅な曲線がコントラストをなしています。

今回のサンパウロビエンナーレで注目を浴びていたのは2階部分に全く作品が置かれていないこと。これには自分の周辺からも賛否両論が聞かれましたが、個別の作品に今ひとつ思い入れの少ない、一観察者の自分にとってはこのガランとした光景が見られたことを嬉しくおもいました。
ちなみにこのガランとした空間は、Planta livreというル・コルビジエの提唱による、建築と構造を実感してもらうための配慮なのだそうです。

比較的規模の大きな作品が目立ちました。

読ませる作品や、体験させる作品も多い、ゆっくりと時間を過ごせるそんなビエンナーレに仕上がっていたと思います。
http://bienalsaopaulo.globo.com/
※1 ビエナウ=Bienal。ポルトガル語でビエンナーレの意味。
■アート散歩 in サンパウロ
オスカーニーマイヤーの建築群を目的にするならブラジリアに行かなければならないところですが、ブラジリアまで脚を伸ばせないというのなら、ぜひ地下鉄で、Barra Fundaまで行くことをおすすめします。

ニーマイヤー建築は町中にもたくさん見ることができるのですが、建築群として一所にまとまっており、訪問客も少なめなので、写真を撮るにも最適な場所ではないでしょうか。
それで、中に何があるのか案外知られてないので、ご紹介。

正面建物内部のモニュメント

ブラジルの文字とkasatomaruの活字が見える。

移民100周年記念アート展企画、「大海をはさむ隣国-日本ブラジル100年の近接」が行われたホール。
奥に見えるのは道路はさんだ向こう側のパビリオンへ行く橋。
橋を渡る体験も、忘れがたいものです。不安なほど低い手すり。経験したことのない、カーブ、勾配。
越えた向こうには南米の国ごとの工芸品などを紹介するパビリオンがあります。入り口がわかりにくい。のっぺりとした黒いガラスの連続に、ENTRADAとかかれているところがあります。美観を優先しているのか、看板など無粋なものはありません。





南米各国のコーナーより。

図書館。雨で色が褪せて見えてますが、本当は真っ白。

月ごとのイベント案内。
常設展のほか企画展もおこなわれています。また、展示だけでなくホールでは音楽イベントもあり、総合文化施設だということが分かります。
ニーマイヤーの動画が以下のサイトにありました。
http://www.memorial.sp.gov.br/memorial/RssNoticiaDetalhe.do?noticiaId=734
JBACのメンバーを含む日本の作家とブラジルの作家による現代アートの展示がブラジルサンパウロのラテンアメリカ記念堂マルタ・トラバギャラリーで行われます。
JBACの三梨代表はじめ、鈴木、小川、また陶芸家の神崎まりさんが現地入りし、制作しております。


Entre Oceanos – 100 anos de Aproximação ente Brasil e Japão
開館時間:12月5日から1月25日まで。
場所:ガレリア・マルタ・トラバ/メモリアル・ダ・アメリカラチーナ/サンパウロ
アクセス:地下鉄東西線Barra Funda下車徒歩1分
HP:http://www.memorial.sp.gov.br/

大海をはさむ隣国-日本ブラジル100年の近接(Entre Oceanos – 100 anos de Aproximação ente Brasil e Japão)のオープニングが行われ、関係者一般含めたくさんの人にお越しいただきました。JBACとしてもブラジルに日本人アーチストを紹介できる機会をいただき、大変嬉しく思っております。

エントランスのタイトル。

JBACのロゴも見えます。その隣が、LINHAIMAGINARIAのロゴで、僕らJBACをホストしてくれたアーチスト集団です。JBACのブラジル側のカウンターパートナーと言えます。

鈴木亘彦

小川泰生

三梨伸

来客者の反応は上々で、構図やテーマ、素材にかんしてなど活発に質問がなされていました。
開館時間:12月5日から1月25日まで。
場所:ガレリア・マルタ・トラバ/メモリアル・ダ・アメリカラチーナ/サンパウロ
アクセス:地下鉄東西線Barra Funda下車徒歩1分
HP:http://www.memorial.sp.gov.br/
大海をはさむ隣国-日本ブラジル100年の近接
パンフレット

JBACから鈴木亘彦の作品が掲載されています。中央上段左。
グループ展

サンパウロの日系画廊、ガレリア・デコで「100年の後のはじまり」/Início após 100 anos - Brasil - Japãoと題したグループ展が行われています。






移民百周年を締めくくる企画として行われている展示で、JBACおよび、Linha Imaginariaメンバーを中心に、日本とブラジルの現代アート作家の交流展としての意味合いもある展示です。
12月30日まで。
出品作家:
Adrianne Gallinari, Albano Afonso, Ayao Okamoto, Azumi Sakata, Caíto, Cris Bierrenbach, d.v.d., Fernando Cardoso, Felipe Barbosa, Futoshi Yoshizawa, James Kudo, Kansuke Akaike, Kimi Nii, Lia Chaia, Marcio Shimabukuro, Mari Kanzaki, Marta Neves, Mazu, Mônica Rubinho, Nobuhiko Suzuki, Nobuo Mitsunashi, Rinpa Eshidan, Roberto Okinaka, Rosana Ricalde, Ryota Unno, Sandra Cinto, Sidney Philocreon, Yasuichiro Suzuki, Yasuo Ogawa e Yasushi Taniguchi.






